「なんとなく」思ったことを書かないこと。
文章には自分の考えが表れてしまうので、
白なのか黒なのか、
自分の立場をはっきりさせて書く必要が出てきます。
「なんとなく」ではなくて、
「どうしてそう思ったのか」理由をはっきり書かかないと
読んだ人に伝わらない文章になってしまいます。
事実なのか、自分の意見なのか。
伝わりにくい文章を見ていると、
事実 と 自分(あるいは他の誰か)の意見や考え が
混ざっていることが多いのです。
はっきり伝わる文章を書くためには
事実 と 意見 をわける必要があります。
あなたが見て、聞いて、経験したことは事実ですが、
あなたや他の誰かが 感じたこと、考えたことは意見です。
「私は見た」「私は◯◯だと思った」と
はっきりわかるように書きましょう。
はっきり書くためには
ふだんから「なんとなく」で行動しないことが大切です。
あなたはレストランで注文をするときに、
どんなふうにメニューを選んでいますか?
「みんなと同じものでいいや」と決めていませんか?
たかがメニュー選び。されどメニュー選びです。
「私はパスタが好きだから、カルボナーラを注文する」と
選んだ理由をはっきり言えるのならいいのですが、
「なんとなく」誰かと一緒のものを頼んでいたら、
何も考えずに選んでいることになりますよね?
何を選ぶか? どちらを選ぶか?
小さなことだったとしても、人生は選択の連続です。
ふだんから何かを選ぶときに、
選んだ方と選ばなかった方のちがいを
はっきり言えるくらい考えていないと
文章を書くのに必要な思考力が身につきません。
カルボナーラを選んだ理由について
「みんなも頼んでいるから」と言うよりも
「好きだから」と言える方が説得力がありますよね。
意識して考えて選ぶこと。
選んだ理由をはっきり言えること。
小さなことかもしれませんが、
この積み重ねがはっきりと伝わる文章の土台になっていきます。
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