こんにちは。
家族のために戦う不動産投資家・桜木大洋です。
これから不動産投資を始めたい
興味はあるけれど基礎から学んでみたい
そんな方のために
これ以上ないくらい
やさしい言葉を使って
不動産投資の基礎知識を解説しています。
今日のテーマは「不動産賃貸業の管理費について その2」を解説します。
先日は「家賃管理」の費用についてお話ししました。
PM
Property Management
プロパティ・マネジメント
と呼ばれ、家賃全体の3%〜5%が一般的です。
この他にもう一つ、かかる管理費があります。
それは「建物管理」です。
横文字では
BM
ビル・マネジメント
の略です。
外車のブランド名でもありませんので
ウケを狙っても無駄でしょう。
建物管理の代表的なものは
清掃費
です。
木造アパートの場合には
だいたい家賃管理費としてかかる
3%〜5%の中に含まれている場合もありますが、
鉄骨造やRCマンションになると規模も大きいため
清掃会社に外注するケースもあります。
そうなると別料金が発生します。
場所によってはシルバー人材サービス系の会社が
請け負うこともあり、
おじいさんやおばあさんが丁寧に仕事をしてくれるので
これは助かります。
また、共同住宅では、
建築基準法・消防法等の法律で定められた
定期点検を実施することが義務付けられています。
検査をする人は有資格者に限られ、
市区町村や消防署などの各機関に
検査結果を報告することになっています。
つまり、これはなかな自分ではできませんし、
つい忘れがちになってしまいますので
注意が必要です。
5階建て以上の建物の安全点検や
エレベーター保守点検
消防設備点検
はそれぞれ年に1回程度の割合で
必ず実施しなければならず、
目安として家賃収入の7%〜10%程度の
費用になってきます。
忘れずに、と申し上げましたが
基本的にはちゃんとした管理会社に頼んでおけば
その都度 申し出がありますので
「またお金がかかる!」
と言わずにしっかりと対応しておけば
大丈夫です。
この他には最近
セキュリティ費用
もかかるようになり、
SECOM とか ALSOK など
防犯対策もやっておくと
入居者さんが安心して
この部屋に住みたいな
と思ってくれるので
これも必要経費のうちです。
ちょっと細かい話になりましたが
物件を購入するときには
つい「家賃収入」だけに目が行きがちだけれど
実は
「家賃管理」と「建物管理」の
二つの管理費があり、
合計でだいたい家賃収入総額の10%〜15%
多いときには20%
さらに北海道などの雪深い地では
プラス除雪費用が5%くらい
かかると考えておくべきです。
これが賃貸物件運営の現実ですので
あまり楽観的な皮算用をしない方が
経営者として賢明です。
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