写真を見て歌詞を書き、
ゲストのミュージシャンに添削してもらう。
そういう企画をやっていた。
そのなかで、歌詞を書いていたひとりが
ゲストのミュージシャンにつっこまれていた。
「これは僕がよく使う表現ですね
僕の影響受けすぎでしょ」
歌詞を書いた本人は
本当にそのミュージシャンのファンだったらしい。
うれしいとも、気まずいとも取れる
微妙な笑顔を返していた。
それを見ていて、わかる! と、私は思った。
そうなのだ。
ヘビロテで聴いてしまうミュージシャンの歌詞、
新刊が出るのを待ちわびるほど
大好きな作家の言葉。
意識しなくても、自分の文章に全部出てきてしまうのだ。
裏を返せば、
「この人の言葉、表現が好き」という誰かがいるのならば、
その人の書いたものにはまりまくることで
その人の言葉に対するセンスを
一部でも自分の言葉にすることができる。
こうしたちょっとしたことでも、
文章は魅力的になるので、
ぜひお試しください。
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