こんにちは。
家族のために戦うサラリーマン大家・桜木大洋です。
私はサラリーマンで、妻一人、子二人の家庭を持っていますが、家を購入した15年前からずっと、自分で家計簿をつけています。
これを話すとほとんどの人に「えーっ、すごいねー」と驚かれますが、私にとっては毎日の習慣になっているので、特にスゴいとかエラいとか言われてもピンと来ません。
それどころか、この15年間で家計消費額の変遷が比較グラフでもわかるようになっているため、今更やめられない、というのが本音です。
私が家計簿を付け始めたそもそもの発端は、家を買うと決断した時に、月々の住宅ローンを支払った後、どのくらいのお金があれば生活できるのだろうか、ということを把握することが目的でした。
ですので、
毎月の生活費
子供の教育費
突発的な高額出費(家の修理費など)
を別枠で記録します。
こうして毎日記録するExcelシート表の月度合計を別表に移し、一年分をまとめたものも自動作成してあります。
それから15年の間ずっと、月々の収入から住宅ローンをはじめとする定常的な支払い額と、変動する毎月の支払い額を明確にしていきました。
こうなると、従来の生活レベルを維持するのに月々どのくらいの出費が必要か、ということをデータで掴むことができるようになります。
さらに月々の支払いでは賄いきれない時、
ボーナスでどのくらい補填するのか、
ということもはっきりと浮き彫りになります。
これを続けていて良かったことの一つとして、
家族で外食に行くかどうかを考える時に役立っています。
例年に比べてその月の出費が大きい時は節約し、
出費が少な目である月には少し贅沢な外食をしようか、
などといった判断材料になっています。
参考までに、我が家の年間支出は、
家計簿を付け始めた2000年当時、2歳の子供が一人という家庭で、
冒頭の14項目にわたる毎月生活費の年間支出額合計が
350万円(一日あたり9,500円)でした。
それが2014年では、夫婦に17歳の娘と14歳の息子がいる家庭になり、
年間合計480万円(一日あたり13,000円)。
一日3,500円分が、子供の成長とともに増えた出費ということになります。
家計簿をつけていない人に限って「うちはそんなにお金を使っていない」という人が多いようです。
例えば旅行に行った時、往復の旅行費に加え、現地でいくら遣っているかを正確に把握している人は少なく、実は思ったよりも1.5倍〜2倍くらい多く消費していることが、私の感覚にあります。
そして、この家計簿をつける習慣が、
収益不動産を購入し、経営して行く上でとても役立っています。
収支シミュレーションを行って、
毎月の家賃収入から必要経費を引くと、
いくらの手残り(キャッシュフロー)があるのか、
どこに何%の割合で出費が偏っているのか、など、
家計を把握するのと同じ感覚で、
1円単位で正確に掴んでおきたいと思うのです。
実は私、大学も文学部で、
数学は中学一年の時に挫折して以来、
ずっと数字の世界からは遠ざかっていました。
でも家計簿を機に復活し、
できる限りのデータを把握するように務めてきました。
だからこそ複雑な計算式を遣わず、
足す・引く・割る・掛けるという程度の数式で、
シンプルにまとめられるのだと思います。
複雑な計算をすれば何となく凄そうな感じはしますが、
本当に必要な数値を掴むことで本質を見極められるのです。
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