こんにちは。
家族のために戦う不動産投資コンサルタント・桜木大洋です。
誰にでもわかりやすい
不動産投資の解説を試みています。
今回はお手軽な「ワンルーマンション」に続き、
2番目にお手軽な「木造アパート」について解説します。
「木造」というのは読んで字のごとく
木でできたアパートです。
築年数が古い(=築古 ちくふる)物件だと
1,000万円台からありますので
価格としては比較的購入しやすい種類です。
修繕も安価でできますので
取得後の経費が低く抑えられる点がメリットです。
ですが、注意点もいくつかあります。
まず、築古の木造アパートは
賃料が安く、収益が見込みにくいです。
ボロくなると目も当てられないほど
ひどい状況のものがあるので、
しっかりとリフォームする力が必要になります。
その代わり、安く購入して必要最低限のリフォームをすれば
家賃を上げて、満室になり、
収入を増やす可能性が出てきます。
ですので、築古の木造アパートは
どちらかというとベテランの不動産投資家に向いています。
物件価格自体が安くても、リフォーム費用込みで
取得価格、利回りを計算することが必要です。
金融機関もなかなか十分な融資をしてくれないので
ある程度現金を持っていなければなりません。
一方、最近は新築の木造アパートを販売する業者が増えてきました。
新築は金融機関も安心して融資をしてくれやすい物件で、
自己資金がほとんどなくても
サラリーマンの信用でほぼ全額の融資を受けられます。
新築の木造アパートは6,000万円〜8,000万円台のものが多く、
利回りは7〜8%。
取得後も当分の間、ほとんど修繕費がかからないので
賃料収入から定額の返済金と管理費を引いた金額が
手残りになる
という非常にわかりやすい物件です。
しかし、新築木造アパートにも注意点があり、
家賃が高目に設定されるので、
一旦退去されるとガクッと下がる。
つまり予定していた収入が減る可能性が高いです。
そして、新築は購入時点での資産価値が高い分
所有して数年経つと、だいたいその価値が下がります。
購入金額のほぼ全額の融資を受けて買ってしまうと
負債がなかなか減らず、資産価値も下がるので
金融機関からは「負債を背負っている人」とみなされ、
次の物件を購入する際には融資を受けにくくなります。
ですので、新築アパートは初心者が買いやすい物件なのですが、
その先 何棟も買い進めたいと思うなら
頭金を多く入れるか、買わない方が良いです。
もしくは、都心にある価値の下がらない土地で、
建築費を抑えて買うことができるなら
資産価値を維持できるので良いかもしれません。
木造アパートは買ってはいけない
とまでは言いませんが、
購入するならそれなりに勉強して
良い点も懸念点もきちんと理解した上で
資産を増やすシナリオをしっかり立ててから
踏み切ることをお勧めします。
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